iriya_ufo’s blog

Curiosity was simply the first derivative of knowledge.

Structure

TOEICTOEFLでのStructureセクションはどんどん減少していってますが,英文を理解するという意味でも,Structureの内容はかなり重要です.
「文法なんていらねーよっ」と言う方もいるかもしれませんが,正しい文法を身に着けないことには絶対にその先のどこかでつまづきます.単語と文法の習得は英語の核です.しっかり勉強しましょう.

では3分で以下の3問を解いてみましょう.

Directions: Choose the one word or phrase that best completes the sentence.

  • The capacity for flight ----- insects from the other invertebrates.

(A) to distinguish
(B) distinguishes
(C) having distinguished
(D) distinguishing

  • Cedars ----- a particular variety of aromatic wood that repels insects.

(A) which yields
(B) yielding
(C) yields
(D) yield

  • Scholars ----- about 3,000 spoken languages.

(A) were counted
(B) have counted
(C) counted them
(D) having counted

はい.難しいです.単語の難易度が高いですねぇ.
でもStrucutreセクションって基本的には単語はあんまり知らなくても解けます.
だって文の構造を捉えるだけでいいんですから.


では下手な解説を.

  • The capacity for flight ----- insects from the other invertebrates.

さっと目を通して動詞が入ってないことを確認します.そしてfrom(前置詞)以下を切り離して考えます.そうすると下線部には動詞が入る,ということが分かって答えが(B)だということが分かります.ちなみに(C)も怪しいですが,havingは準動詞(動名詞または現在分詞)であり,本来の動詞ではなく不適切です.

  • Cedars ----- a particular variety of aromatic wood that repels insects.

さてこの問題できました?これは先ほどと同じで動詞を探す問題です.(C)か(D)かで迷うようにしましょう.答えから先にいうと正解は(D)です.これは主語である cedar=杉 が問題文ではそれが複数形になっているので(D)と分かるわけです.
(A)が答えかな?と思った人へ.関係代名詞はもういっちょ動詞がないとだめですよ! repelsの部分はthatでwoodに掛かっているので完結していますよ!

  • Scholars ----- about 3,000 spoken languages.

これは簡単.答えは(B).aboutで迷っちゃうと答え間違えるので気を付けよう.例の如く動詞が入ってませんね.で,この英文の主要な要素を抜き出すと Sholars ----- languages. という S+V+O の基本形式です.ここまで分かればもう答えは(B)しかないと分かります.

ね?英文の訳なんて気にしなくても解けたでしょう?英文法の構造を見抜くには,主語なのか動詞なのか副詞なのか前置詞なのか,関係代名詞の掛かりは完結しているか?などなどを見抜くのです.
だから,「あぁこれはなんとなく主語っぽい単語だなぁ」というレベルの単語力で解くことができるのです.


ちなみにこの英文法の問題はTOEFLからの出題です.TOEFLのStructureセクションが分かればTOEICのものなんて超楽勝です.結局解くための思考経路は全く同じなのでどうせならTOEFLの問題解いていった方がいいですね.


訳が気になる方へ.(あまり気にしなくていいんですけど)

  • 昆虫は飛べるということで,他の無脊椎動物とは区別される.
  • ヒマラヤ杉は昆虫を寄せつけない特定の種類の芳香樹である.
  • 学者たちは約3,000の言語を数え上げてきた.