プログラミングでメシが食えるか!?

プログラミングでメシが食えるか!?成功するプログラマーの技術と仕事術

この本の内容は「プログラミング」の How to 本ではなく「プログラマー」の How to 本である．
そして対象となっている読者はこれからプログラマーになろうとしている学生や，プログラマーとして就職したものの不安を抱いてる人達向けである．
第1部「プログラマーのスキル編」と第2部「プログラマーの仕事編」の2部構成になっている．
全体を通して筆者の主観で書き上げたような本であった．

スキル編ではトップダウンのアプローチで構造化プログラミングを上手に使ってプログラムすべしとかプロトタイプをささっと作ってすぐさま動作チェックをしてバグを入れないようにしよう等の内容であった．
また一流のプログラマーになるには?という問いに対する答えが，
自分の好きな領域を見つけとことんのめり込み得意分野にしよう，そしてその分野では負けないようなプログラマーになろう，ということらしい．

第2部の仕事編では資格取得に関することや開発言語に関して言及してあったが，全体としては
こだわりをもって仕事をし，エンドユーザーと共に納得のいくシステムを作りあげていこう，という内容であった．

なんだか味気のない本だった．
筆者の主張が多くを占める本ならば，せめて自己啓発のようなもっと心奮いたたせる内容にして欲しいのだが，なんだか一般的な内容+αのような中身しかなくて少し残念である．
すぐに読めるので暇な時にさらっと読んでみるといいと思う．