iriya_ufo’s blog

Curiosity was simply the first derivative of knowledge.

資料作り

ちょっとプレゼンの資料作りをやってた.
こういうのって中身が大事なんだけど,それを作るツールも大事だ.

で,使うツールをいろいろ探して,見つかったら自分用に最適化するためいろいろ設定したり…,ということをやっているうちに,「あれ?資料ができてねぇ?」ってなるんだ.
本末転倒ってやつだね.

さて,この度プレゼンの資料を作るために使ったツールを紹介しよう.

まずプレゼンツールと言えば,Keynote が有名.
で単純思考の僕は Ubuntu でも似たようなかっこいいことがしたい,と思ったわけです.*1
それを可能にするツールが以前も紹介した KeyJnote というもの.

KeyJnote を使うために pdf 資料を作らなきゃいけないわけだけど,Emacs + AUCTeX + Beamer という組み合わせは前挑戦してできなかったんだよね.gs (GhostScript) を新しくしていろいろ設定したら使えるかもしれないけど,面倒臭いのでやってない.

そこで pdf 資料を別のアプリで作ることにした.
それに使ったのが Inkscape です.

超わかりやすく例えると
PhotoShopGimp
IllustratorInkscape
Inkscapeベクターを扱うソフトなわけですね.
そんな絵とかロゴとか広告とかを作るのに適したソフトで pdf 資料を作るわけです.

作り方はシンプルでまず背景を作って次に好みのフォントでごりごり一枚分の資料を書いていくだけ.
で,最新の Inkscape だと pdf 出力までできるそうです.
が,しかし背景にグラデーションを使っていたせいか,そのグラデーション部分の表示がなぜかめちゃくちゃになってました.原因は Inkscape にあるのだろうけど分かりませんでした.

そしてここからちょっと面倒臭いけど(本末転倒),作り方を変更しました.
Gimp で例の背景を作成してそれを png 形式で保存します.
それを Inkscape で開いてテキストを書いて資料を作ります.
作った資料は「ファイル」=>「ビットマップにエクスポート」という箇所から png 形式で保存します.
そうこうして出来上がった png 形式のファイル群を convert によって一斉 pdf 変換いたします.
png ファイルが多かったらシェルスクリプトでも書くといいでしょう.

そして最後に,convert によってできた,pdf ファイル群を一つにまとめます.
それをするのが pdftk です.
以下を参考にしてすぐにできました.
http://www.atmarkit.co.jp/flinux/rensai/linuxtips/928splitpdf.html

これで全行程終了です.
あとは KeyJnote で起動してやるだけでかっこいいプレゼンができちゃう!

*1:この時点で内容をよくしようという意志がない