iriya_ufo’s blog

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ワイド液晶ディスプレイへの外部出力

手持ちの ThinkpadX61 をワイド液晶ディスプレイへ高解像度で外部出力する.
使用OSは Ubuntu 9.04

まず xorg.conf に以下の部分を追記.
ポイントは Virtual 2048 2048 という値.
この値はこれ以上大きくできない.

Section "Screen"
	Identifier	"Default Screen"
	Monitor		"Configured Monitor"
	Device		"Configured Video Device"
	SubSection "Display"
		Virtual	2048 2048 
	EndSubSection
EndSection

追記したらXの再起動を行う.

ちなみに 2048 2048 以上の値にして再起動すると,"low-graphics-mode で動作するよ"という旨のメッセージがでてX自体が使えなかった.
その時,Xのリコンフィグするか?って聞かれるけど,もしするんだったら xorg.conf のバックアップを作ってからした方がいい.

再起動後,ディスプレイの設定で高解像度のVGA出力が選択できるようになる.
しかし仮想が 2048x2048 なので,例えば横並びにしようとしてLVDS(ラップトップ側の液晶)で 1024x768 を使用するとVGAでは横を 1024 以上にはできない.
縦並びの場合は可能だがそもそもB5の ThinkpadX61 の液晶と24インチのディスプレイでウィンドウを行き来するという使い方は普通はしないだろう.

よって複数の画面をミラーリングする使い方をしたいのだが(LVDSとVGAで同じ画面を出力するもの)それは ThinkpadX61 の液晶に合わせられるので
1024x768以上がVGAで選択できない.

よって今はLVDSを切ってVGAのみで高解像度出力をしている.
デュアルディスプレイである必要はなかったので自分はこれで満足だ.

ちなみに細かい設定は xrandr コマンドでできる.
コマンドが嫌な人は,GUIフロントエンドの grandr をインストールすればいい.