iriya_ufo’s blog

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Ubuntu 7.10 でアンチエイリアスの効いた Emacs を使う

Emacsアンチエイリアス化して美しくしよう!

ふと "Emacs のフォントでも変更してみるか" と思い立ちいろいろ試してみたが,
どれもあまり綺麗に見えなかった.

Carbon Emacs の用な綺麗な見栄えが欲しいと思った.

で,これは結局フォント云々ではなくて Emacsアンチエイリアス化ができていないのが原因だと分かった.
調べてみると,開発版の Emacs23 ではアンチエイリアス化ができる!らしい.

しかも Ubuntu 用にビルドしてパッケージ化してくれてる人がいた.
すごくありがたいね.

以下 Ubuntu 7.10 に Emacs23 を導入する方法

下記サイトの通りにすれば簡単に導入できると思います.

ちなみに自分の環境では /etc/apt/sources.list に変更を加えて,apt-get しただけです.

さて上記のサイトでは Emacs23 を導入した後に,使いたいフォントの指定を ~/.Xresources に書いて
xrdb コマンドでマージしてますね.

でもわざわざ Emacsフォント指定だけのために ~/.Xresources を書くのは煩わしいものです.

個人的には ~/.Xresources , ~/.Xdefaults , ~/.xinitrc , ~/.xsession などによるXアプリの設定は使いたくないです.
理由はなんだか古くさい感じがするし,何よりいろいろあってややこしいからです.

Ubuntu でのデフォルト状態ではこれらのファイルは一切ありません.

今回の Emacs23 でも ~/.Xresources は書かなくてもフォント指定とアンチエイリアス化はできました.

以下のように ~/.emacs に付け足すようにするだけです.

;; Emacs23 用フォント設定
(cond (window-system
       (set-default-font "Lucida Console-9")
       (set-fontset-font (frame-parameter nil 'font)
                         'japanese-jisx0208
                         '("IPA モナー P明朝" . "unicode-bmp"))
       ))

また使用できるフォント一覧を見るには,ターミナル上で

fc-list

とすればOKです.

フォントを変更したい場合,上記の ~/.emacs の赤字部分 " " で囲まれた部分を変えれば大丈夫です.ただし "unicode-bmp" は変更の必要なし.

これで幸せな Emacs ライフが送られます.

以下いろんなスクリーンショットの見比べ

screenshot-.emacs-fontset-misc14.png

screenshot-.emacs-fontset-bitstream.png

screenshot-.emacs-anti-aliasing-bitstream-vera-sans-mono.png

screenshot-.emacs-anti-aliasing-lucida-console.png

screenshot-.emacs-anti-aliasing-ipa-mona-pgothic.png

どうでしょうか?
アンチエイリアス化の効いたフォントは美しいと思いませんか?